生物学的製剤による関節リウマチの治療について|はっとり整形外科リウマチクリニック|名古屋市中区の整形外科

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生物学的製剤による関節リウマチの治療について

飲み薬の抗リウマチ薬のみでは効果が不十分な場合、生物学的製剤を使用することがあります。生物学的製剤は高額なお薬ですが、日本では約20%の関節リウマチ患者さんがこの治療を受けています。数年前までは、非常に難治性の患者さんにのみ使用されていましたが、最近では発症早期の患者さんにも積極的に使用されるようになりました。発症初期に生物学的製剤を使用することで、寛解(病気の活動が止まること)に至る患者さんが増えることが分かってきています。また、正しく使用すれば副作用のリスクも低いことが確認されています。
生物学的製剤にはさまざまな投与方法や投与間隔があり、患者さんの考え方やライフスタイルに合わせて選択できるようになっています。関節リウマチは個人差が大きい病気のため、全ての患者さんに生物学的製剤が必要というわけではありませんが、個別にご相談させていただきますので、気になる方はぜひご質問ください。