関節リウマチの診断方法について|はっとり整形外科リウマチクリニック|名古屋市中区の整形外科

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関節リウマチの診断方法について

関節リウマチの診断には、血液検査だけでなく、問診、診察、画像検査など、さまざまな検査を組み合わせる必要があります。血液検査は重要な診断ツールですが、その結果だけで確定診断を行うことはできません。

当院では、関節リウマチが疑われる場合やご心配な患者様には、積極的に血液検査を提案しています。血液検査では、以下の項目を主に測定します。

  • リウマチ因子(RF): リウマチ患者さんの血液中で高頻度に見られる自己抗体です。
  • 抗CCP抗体: リウマチ患者さんの滑膜組織に対する自己抗体で、早期に血中に出現するため、関節リウマチの早期診断に役立ちます。
  • CRP(C反応性蛋白質): 体内で炎症や組織破壊があると増える蛋白質で、病気の活動性や重症度を示す指標です。
  • 赤血球沈降速度(ESR): 赤血球の沈む速度を測定する検査で、炎症が起こると速くなります。

さらに、関節リウマチの診断には、アメリカリウマチ学会(ACR)とヨーロッパリウマチ学会(EULAR)が提唱する診断基準が用いられています。