関節リウマチは関節の炎症を中心とする病気ですが、長い経過の中で関節以外の臓器に影響を及ぼすことがあります。そのひとつが腎機能への影響です。
リウマチ自体の炎症や、治療に用いる薬剤(特に一部の消炎鎮痛薬や抗リウマチ薬)が腎臓に負担をかけることがあります。特に高齢の方や、もともと腎機能が低下している方では、より注意が必要です。
当院では、リウマチ治療中の腎機能を定期的にチェックし、必要に応じて薬の調整を行っています。患者さまの全身状態を考慮しながら、安全かつ効果的な治療を心がけています。
関節リウマチと診断された方で腎機能が気になる方は、どうぞお気軽にご相談ください。
日本リウマチ学会専門医 服部陽介