タクロリムスは、関節リウマチの炎症を抑える内服薬で、有効性の高い治療薬の一つです。一方で、安全に使用するためには副作用への注意と定期的なモニタリングが重要です。
主な副作用としては、
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腎機能の低下
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高血圧
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血糖値やカリウム値の変動
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頭痛やふるえ などが報告されています。
これらの副作用は、血液検査や血圧測定により早期に発見・対応できることが多いため、定期的な通院と検査が大切です。また、タクロリムスは血中濃度の測定により、効果と副作用のバランスを適切に保つことが可能です。
当院では、タクロリムスを使用される患者様に対し、丁寧な副作用管理と定期的なモニタリングを行いながら、安全で効果的な治療を心がけています。ご不明な点やご不安なことがあれば、いつでもご相談ください。
日本リウマチ学会専門医 服部陽介