PINP(ピーワンエヌピー ) は、骨が新しく作られる量を反映する血液検査で、骨形成マーカーと呼ばれています。私たちの骨は、「古い骨が壊される(骨吸収)」と「新しい骨が作られる(骨形成)」という入れ替わりを日々繰り返しています。PINPは、このうち骨を作る働きがどの程度行われているかを数値で確認する検査です。PINPは、骨粗しょう症の検査や治療効果の判定に用いられます。特に、骨を作る作用のある治療(注射薬など)では、比較的早い時期から治療効果を確認できるという特徴があります。治療が順調に進んでいる場合、PINPの値は適切な変化を示します。骨密度検査とあわせて評価することで、現在の治療が体に合っているか、治療を継続してよいかを判断する重要な指標となります。当院では、患者さん一人ひとりの状態に合わせて、検査結果をわかりやすくご説明し、安心して治療を受けていただけるよう心がけています。
日本リウマチ学会専門医 服部陽介